日本茶の歴史
皇神茶に使用する茶葉の原点
日本茶の起源は、約1200年前の平安時代に遡ります。
中国の文化や制度を学ぶために派遣された遣唐使や留学僧たちが、茶の種子を日本に持ち帰り、茶の栽培が始まりました。
この時期のお茶は、主に貴族や僧侶の間で飲まれ、健康食品としての役割が強調されていました。
鎌倉時代には 茶が武士や庶民の間にも広がり、喫茶文化が発展。
江戸時代には、煎茶の製法が確立され、庶民にも広まり、現在の日本茶文化が形成されていきました。
皇神茶で使用する茶『日吉茶』の茶園のご紹介
日吉茶園
日吉茶園は、滋賀県大津市坂本に位置する日本最古の茶園であり、平安時代の805年に天台宗の開祖である最澄が中国から持ち帰った茶の種を植えたとされています。この茶園は、最澄が日吉大社の神々を崇敬していたことから選ばれた場所であり、以来1200年以上にわたり茶文化の発展に寄与してきました。平安時代初期に編纂された勅撰史書『日本後記』には、嵯峨天皇が茶のもてなしを受けたとの記述があり、これが、文献に残る日本での喫茶記録第一号となっています。